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パリの住所には「1区」「16区」のように区の番号がついていて、地元の人も「何区に住んでいるの?」と話すほど、区は街を知る手がかりになります。パリで生まれ育った筆者が、1区から20区までの特徴と主な見どころ、旅行者が泊まるのに便利なエリアをまとめました。ホテル選びや、観光の計画に役立ててください。

パリの区のしくみ

パリ市は20の区(アロンディスマン)に分かれています。中心にあるルーヴル美術館のあたりが1区で、そこから時計回りにうず巻きのように2区、3区と番号が続き、東の端の20区で終わります。カタツムリの殻にたとえられることもある並び方です。郵便番号の最後の2けたが区の番号になっていて、たとえば75007なら7区、75018なら18区です。住所を見れば、そのお店やホテルがどのあたりにあるかがすぐにわかります。

中心部(1区〜4区)

1区はルーヴル美術館やチュイルリー公園、パレ・ロワイヤルがある、パリの中心です。2区には屋根付きのアーケードであるパサージュが多く残っています。3区と4区にまたがるのが、古い館やおしゃれなお店が集まるマレ地区です。4区にはノートルダム大聖堂があるシテ島の東側や、パリ市庁舎、ヴォージュ広場もあります。どこへ行くにも便利なエリアですが、ホテルの料金は高めです。

左岸(5区〜7区)

5区は、パンテオンやソルボンヌ大学がある学生街、カルチェ・ラタンです。6区はサン・ジェルマン・デ・プレやリュクサンブール公園がある落ち着いた地区で、老舗のカフェ・ド・フロールもここにあります。7区にはエッフェル塔やオルセー美術館、アンヴァリッドがあり、治安もよく、初めてのパリで泊まるのにも向いています。

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右岸の人気エリア(8区〜12区)

8区はシャンゼリゼ通りと凱旋門がある、高級ホテルやブランド店が並ぶ地区です。9区にはオペラ座(ガルニエ宮)とギャラリー・ラファイエットなどのデパートが集まり、買い物に便利です。10区はパリ北駅と東駅、サン・マルタン運河がある地区です。11区はバスティーユ広場の周りに飲食店が多い、若者に人気のエリアです。12区にはリヨン駅やアリーグル市場、ヴァンセンヌの森があります。

外側の区(13区〜20区)

13区にはアジアのお店が集まる中華街や、フランス国立図書館があります。14区にはカタコンブ、15区にはモンパルナス・タワーがあり、どちらも暮らしやすい住宅街です。16区はトロカデロ広場やブローニュの森がある高級住宅街で、エッフェル塔を正面から眺められます。17区はバティニョールなど地元の人に人気の地区です。18区にはモンマルトルの丘とムーラン・ルージュがあります。19区にはビュット・ショーモン公園やラ・ヴィレット公園、20区にはペール・ラシェーズ墓地やベルヴィルがあり、パリの日常の雰囲気を感じられます。

旅行者が泊まるならどの区?

初めてのパリ旅行なら、主な観光地に歩いて行きやすい1区から8区のあたりがおすすめです。とくに、メトロの路線が多い1区や4区、落ち着いた6区と7区は、観光にも夜の移動にも安心です。予算をおさえたい方は、メトロの駅に近いことを条件に、11区や15区などに目を向けるのもよいでしょう。一方で、夜遅くに人通りが少なくなる大きな駅の周辺などは、気をつけたいエリアもあります。区ごとの治安についてはパリの治安の記事でくわしく紹介しています。

泊まるエリアによって、ホテル代や移動のしやすさは大きく変わります。旅行費用シミュレーターでは、泊数や人数、ホテルのグレードに合わせて旅の費用の目安を計算できます。

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パリの街をガイドと歩く

マレ地区やモンマルトルなど、エリアごとの街歩きツアーを比べて予約できます。地元のガイドと歩くと、区ごとの雰囲気の違いがよくわかります。

出典(2026年9月確認):パリ市、パリ観光局

あわせて読みたい:マレ地区の歩き方|半日の散策ルート/モンマルトル散策ルート|半日で回る見どころ/サン・ジェルマン・デ・プレの歩き方