パリ オルセー美術館:パリでの忘れられない体験
オルセー美術館は、歴史と芸術が調和した特別な場所です。元々は駅だったこの建物は、今ではアート、建築、文化遺産を楽しめるユニークな空間となっています。では、オルセー美術館の話を詳しくしませんか?🙆♀️
パリ オルセー美術館 (Musée d’Orsay)の歴史 📚
駅からオルセー美術館展まで
オルセー美術館がかつて駅だったことをご存じですか?

この駅は、建築家ヴィクトール・ラルーによって1898年から1900年にかけて建設されました。当時の目標は、1900年の万国博覧会で人々を驚かせること。石材に包まれた鉄骨構造の建物は、ルーヴル美術館やチュイルリー庭園に向かい合う堂々たる姿でした。
しかし1930年代には、長距離列車にはプラットフォームが短すぎて使いにくくなりました。そして1977年、当時の大統領ジスカール・デスタンが駅を美術館に変えるというアイデアを提案。1986年、ミッテラン大統領のもとでその計画が実現しました。それ以来、オルセー美術館は世界で最も訪問者の多い美術館の一つとなっています。
2010年以来、オランジュリー美術館はオルセー美術館の一部となっています。
オルセー美術館展 🏞️
印象派の宝庫
オルセー美術館は、印象派やポスト印象派の素晴らしいコレクションで知られています。モネ、ルノワール、ドガ、ゴッホなど、名だたる芸術家の傑作が勢ぞろい。印象派の作品だけでも約1,100点が展示されており、所蔵総数は3,650点に及びます。
しかし、それだけではありません。美術館展のコレクションは1848年から1914年までの芸術をカバー。絵画、彫刻、工芸品、写真、建築図面など、多様な作品がこの時代の芸術的活気を伝えています。これはまさに西洋美術史を旅する体験です。
訪れるたびに新しい発見
オルセー美術館には、印象派以外の約15万点の作品もあります。さらに、美術ファンだけでなく、建築好きにも魅力的です。建物自体が芸術作品であり、大きなガラス天井や巨大な時計、壁画は一見の価値があります。
音声ガイドも利用できるため、展示をさらに深く楽しむことができます。また、毎月第1日曜日は入場無料という嬉しい特典もあります。
オルセー美術館の作品
オルセー美術館には、 1848年から1914年 までの芸術作品が数多く収蔵されています。特に、 印象派とポスト印象派 の名画が有名ですが、彫刻、写真、装飾芸術も展示されています。ここでは、代表的な作品をご紹介します。
絵画
作品名 | 作者 | 制作年 |
---|---|---|
草上の昼食 (Le Déjeuner sur l’herbe) | エドゥアール・マネ | 1863年 |
オランピア (L’Olympia) | エドゥアール・マネ | 1863年 |
サン=ラザール駅 (La Gare Saint-Lazare) | クロード・モネ | 1877年 |
ひなげし (Les Coquelicots) | クロード・モネ | 1873年 |
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 | ピエール=オーギュスト・ルノワール | 1876年 |
ローヌ川の星月夜 (La Nuit étoilée sur le Rhône) | フィンセント・ファン・ゴッホ | 1888年 |
アルルの女 (L’Arlésienne) | フィンセント・ファン・ゴッホ | 1888年 |
自画像 (Autoportrait) | フィンセント・ファン・ゴッホ | 1889年 |
ダンス教室 (La Classe de danse) | エドガー・ドガ | 1873-1876年 |
床の鉋がけをする人々 | ギュスターヴ・カイユボット | 1875年 |
世界の起源 (L’Origine du monde) | ギュスターヴ・クールベ | 1866年 |
オルナンの埋葬 (Un enterrement à Ornans) | ギュスターヴ・クールベ | 1849-1850年 |
晩鐘 (L’Angélus) | ジャン=フランソワ・ミレー | 1857-1859年 |
アレアレア (Arearea) | ポール・ゴーギャン | 1892年 |
サーカス (Le Cirque) | ジョルジュ・スーラ | 1891年 |
彫刻
作品名 | 作者 | 制作年 |
---|---|---|
考える人 (Le Penseur) | オーギュスト・ロダン | 1880年 |
14歳の小さな踊り子 (La Petite Danseuse de quatorze ans) | エドガー・ドガ | 1880-1881年 |
栄光の勝者 (Gloria Victis) | アントナン・メルシエ | 1874年 |
パリ オルセー美術館には、 芸術の歴史を感じられる名作 がそろっています。どの作品も、それぞれの時代の空気を映し出す貴重な一枚です。訪れた際には、ぜひじっくり鑑賞してみてください。
オルセー美術館の見どころ 📸
Musée d’Orsayの巨大な時計の前

オルセー美術館といえば、建物の時計台が有名です。特に5階にある巨大な時計の前では、パリの街並みを背景に写真を撮ることができます。
シルエット写真や、時計の文字盤を活かしたユニークなショットを撮るのがおすすめです。
ガラス天井のメインホール

オルセー美術館のメインホールは、ガラス天井から自然光が降り注ぎます。それで、広々とした空間が美しく映えます。
天井のアーチと彫刻の調和が美しいこの場所は、まさにインスタグラムにぴったりの撮影スポットです。
オルセー美術館の来館ヒント 💡
Orsay Museumの実用情報・休館日
開館時間:火曜から日曜は9時30分~18時、木曜は21時45分まで延長営業。毎週月曜日。5月1日と12月25日はオルセー美術館の休館日。
料金:一般料金は16ユーロ。
予約:時間指定の予約は必須ではありません。
オルセー美術館の予約 📆
オルセー美術館は、世界中から多くの人が訪れる人気の美術館です。そのため、特に週末や祝日は非常に混雑し、入場に時間がかかることがあります。それでネット予約をオススメします。
- Get YourGuide.com 日本語 🇯🇵
- Tiqets.com 日本語 🇯🇵
- Musée d’Orsay 英語 🇬🇧・フランス語 🇫🇷
- パリミュージアムパス
- 👉 セーヌ川 (La Seine) 徒歩 1分
- 👉 ルーヴル美術館 (Musée du Louvre) 徒歩 13分
私の経験について 🧳
彫刻ギャラリーは本当に素晴らしいです。建物の歴史や建築自体も見どころ満載です。
ゆっくりと全てを見て回るには、少なくとも2時間は必要です。5階にある常設展示も忘れずに立ち寄ってください。ぜひ訪れてみてください!
オルセー美術館についてのまとめ ℹ️
絶対に訪れるべき場所

オルセー美術館は、単なる美術館以上の存在です。ここでは歴史、芸術、文化が交錯しています。
芸術愛好家だけでなく、初めての訪問者でもその魅力に圧倒されることでしょう。さあ、このパリの宝石を発見しに行きませんか?
ℹ️ オルセー美術館 (Musée d’Orsay)
住所: Esplanade Valéry Giscard d’Estaing, 75007 Paris, France
営業時間: 9時30分~18時 (木曜日は21時45分まで開館)
公式サイト: オルセー美術館 公式
最寄駅: RERC線の Musée ミュゼ d’Orsay ドルセー 駅