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パリ18区のモンマルトルは、丘の上にサクレ・クール寺院が建ち、坂道と階段、画家たちの記憶が残る街です。パリで生まれ育った筆者が、初めてモンマルトルを歩く方に向けて、半日で回れる散策ルートと、各スポットの基本情報、気をつけたいことをまとめました。モンマルトルの歴史や全体像はモンマルトルの丘の記事もあわせてご覧ください。情報は2026年9月時点のものです。

モンマルトルへの行き方

坂の上から歩き始めたい方は、メトロ12号線のアベス駅が便利です。サクレ・クール寺院の正面の階段や、ふもとから丘の上へ上がるケーブルカー(フニクレール)を使うなら、2号線のアンヴェール駅から向かいます。ムーラン・ルージュは2号線のブランシュ駅の目の前です。

散策ルート(約4時間)

アベス駅から坂を上り、画家たちが集まったテルトル広場を通ってサクレ・クール寺院へ。寺院の前からパリの街を見渡したあと、北側のモンマルトル美術館と、その近くのぶどう畑を見て回ります。帰りはケーブルカーでアンヴェール駅側へ下りるか、坂を下ってブランシュ駅のムーラン・ルージュまで歩くのがおすすめです。坂と階段が多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。

主な見どころ

サクレ・クール寺院

丘の頂上に建つ白い寺院です。聖堂の中へは無料で入れ、毎日6時30分から22時30分まで開いています。上のドームと地下のクリプトは有料で、ドームは季節によって開いている時間が変わります。約300段の階段を上るドームからは、パリの街を一望できます。料金は訪れる前に公式サイトで確認してください。

ケーブルカー(フニクレール)

ふもとからサクレ・クール寺院の近くまで上がるケーブルカーです。毎日6時から0時45分まで運行しており、メトロと同じ切符で乗れます。坂や階段を上るのが大変な方は、行きか帰りのどちらかで使うと楽になります。

モンマルトル美術館

コルト通り12番地にある美術館で、ルノワールも暮らした建物と庭園が残っています。公式サイトによると、祝日を含めて毎日10時から19時まで開いています(最終入場18時15分)。モンマルトルに集まった芸術家たちの歴史を知るのにぴったりの場所です。

モンマルトルのぶどう畑

ソール通りにある、1933年に植えられたぶどう畑です。中に自由に入ることはできませんが、通りから眺めることができます。毎年10月には、ぶどうの収穫を祝うお祭り(フェット・デ・ヴァンダンジュ)が開かれ、街がにぎわいます。日程は毎年変わるので、秋に訪れる方は事前に確認してみてください。

「ジュ・テームの壁」とムーラン・ルージュ

アベス広場のジャン・リクチュス公園には、250以上の言語で「愛してる」と書かれた「ジュ・テームの壁」があります。ただし、パリ市のサイトでは安全上の理由で公園に入れない時期があると案内されているので、訪れる前に確認してください。夜のモンマルトルを楽しむなら、赤い風車で知られるムーラン・ルージュのショーも人気です。

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気をつけたいこと

サクレ・クール寺院のふもとの公園周辺では、観光客の手首や指に勝手にひもを結び、あとからお金を請求する手口が知られています。パリの警察は、手を体の横に下ろしたまま、話をせずに断ってその場を離れるよう呼びかけています。人が多い場所ではスリにも注意し、バッグは体の前で持ちましょう。治安についてはパリの治安マップも参考にしてください。

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地元ガイドとモンマルトルを歩く

モンマルトルの名所をガイドと一緒にめぐる散策ツアーです。坂道の多い街なので、道に迷わず効率よく回りたい方に向いています。

出典(2026年9月確認):パリ観光局(サクレ・クール寺院)、パリ観光局(ケーブルカー)、モンマルトル美術館、パリ市(ジャン・リクチュス公園)、Sortir à Paris(ひもの手口)