歴史と現代が融合するパリのBourse de Commerce
パリの中心に位置するブルス・ドゥ・コメルス。歴史の重みと現代アートが見事に融合したこの場所は、訪れる人々を魅了します。2021年に現代アートの拠点として生まれ変わり、ピノー・コレクションを展示。ここは、ただの美術館ではありません。その魅力をご紹介します。🙆♂️
パリのブルス・ドゥ・コメルスの歴史 📚
ブルスドゥコメルスの歴史を刻む地
中世、この土地には領主の館が建っていました。その後、修道院が立てられましたが、1572年にカトリーヌ・ド・メディシスが壮大な館を建設。その際、謎めいた「メディシスの柱」も設置されました。この柱は、占星術師コズモ・ルッジェーリの観測に使われたとされています。現在も建物を見守るようにそびえ立つ柱は、過去の物語を静かに伝えます。
1763年、この地には穀物取引所が建てられました。建築家ニコラ・ル・カミュ・ド・メジエールが設計した円形の建物は、古代ローマのパンテオンを思わせます。放射状のギャラリーや開放的なアーケードが当時のパリを魅了。取引所は商業の劇場のような場で、活気と交流に満ちていました。
パリのブルス・ドゥ・コメルスの建築 🏗️
建築の傑作
1889年、万国博覧会に合わせて穀物取引所はブルスドゥコメルスに生まれ変わりました。直径35メートルのクーポール(丸天井)が加えられ、その内側には140メートルにわたる壮大な壁画が描かれています。この壁画は世界貿易をテーマにしており、当時の植民地時代の視点も反映しています。
安藤忠雄 🇯🇵
2016年、実業家フランソワ・ピノーがここを現代アートのセンターに改装。日本の建築家・安藤忠雄氏が手掛けた中央のコンクリートの円筒は、大胆なデザインで古典とモダンの対話を際立たせています。
パリのブルス・ドゥ・コメルスの訪問 💫
訪問の楽しみ方
到着すると、その優雅で個性的な建物に圧倒されることでしょう。館内では、現代アート作品がギャラリーに並び、訪れる人々を驚かせます。クーポールの下に描かれた壁画も、見逃せない芸術作品です。
また、毎日開催される「フラッシュツアー」はおすすめです。この短いガイドツアーでは、建物の秘密や歴史を楽しく学べます。さらに、地下では上映会や講演など、活気あるプログラムも楽しめます。
ブルスドゥコメルス関連の予約 📆
ブルスドゥコメルスは、世界中から多くの人が訪れる人気の美術館です。そのため、特に週末や祝日は非常に混雑し、入場に時間がかかることがあります。それでネット予約をオススメします。
- Tiqets.com 日本語 🇯🇵
- Bourse de Commerce 英語 🇬🇧・フランス語 🇫🇷
私の経験について 🧳
2022年に改装された後、初めて訪れました。安藤忠雄の建築作品を実際に見たかったからです。
正直、その日の展示にはあまり感動しませんでしたが、建物そのものが素晴らしかったです。訪れて良かったと心から思います。おすすめです!😀
ブルスドゥコメルスへのアクセス 🚇
行き方
「Châtelet – Les Halles(シャトレ・レ・アル)」駅です。この駅はRER (A、B、D線) やメトロ (1、4、7、11、14号線) が利用可能で、とても便利です。また、徒歩圏内には「Les Halles(レ・アル)」駅もあります。
実用情報
営業時間:月~日曜 11時~19時(火曜休館)
毎月第1土曜は17時~21時の無料ナイトイベントを開催。
入場料:一般15€(体験の価値あり!)
Bourse de Commerceの周辺 📍
- 👉 ルーヴル美術館 (Musée du Louvre) 徒歩 6分
- 👉 セーヌ川 徒歩 10分
- 👉 パレロワイヤル(Palais Royal) 徒歩 11分
ブルスドゥコメルスについてのまとめ ℹ️
ブルスドゥコメルスは、美術館を超えた体験ができる場所です。歴史を感じ、アートに触れ、建築の大胆さを堪能できるこの場所は、パリを訪れるなら外せないスポットです。一度足を運べば、その魅力に心を奪われるはずです
ℹ️ パリのブルス・ドゥ・コメルス (Bourse de Commerce de Paris)
住所: 2 rue de Viarmes, 75001 Paris, France
営業時間: 月~日曜 11時~19時(火曜休館)
公式サイト: Bourse de Commerce de Paris
最寄駅: Châtelet – Les Halles(シャトレ・レ・アル)」駅