パリ旅行にはいくらかかるのか。航空券、ホテル、食事、交通、観光のそれぞれについて、2026年9月時点で公開されている料金をもとに、4泊6日の費用の目安をまとめました。金額はすべて出典つきで、1ユーロ=約180円(欧州中央銀行の2026年9月22日の参照レート)で計算しています。
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4泊6日のパリ旅行、1人あたりの費用の目安
2人で旅行し、10月に出発する場合の1人あたりの目安です。航空券は往復、ホテルは2人1室、観光はパリ・ミュージアム・パス4日券を使う想定で計算しました。
| 旅のスタイル | 1人あたりの目安 | 想定 |
|---|---|---|
| 節約 | 約19万円 | 乗り継ぎ便、2つ星クラスのホテル、軽食中心の食事、空港は電車 |
| 標準 | 約27万円 | 乗り継ぎ便、3つ星クラスのホテル、ビストロ中心の食事、空港は電車 |
| ゆったり | 約50万円 | 直行便、4つ星クラスのホテル、レストラン中心の食事、空港はタクシー |
いちばん大きく変わるのは航空券とホテル、そして食事です。同じ4泊6日でも、出発する月と泊まるホテルのクラスで、2倍以上の差が出ることがわかります。以下では項目ごとに詳しく見ていきます。
航空券:出発する月で大きく変わる
東京(羽田・成田)とパリの往復航空券は、時期によって大きく変わります。下の表は、比較サイト「トラベルコ」に掲載されている月別の最安値(燃油サーチャージ・諸税込み、大人1名)です。
| 出発月 | 乗り継ぎ便を含む最安値 | 直行便の最安値 |
|---|---|---|
| 1月 | 126,740円 | 161,699円 |
| 2月 | 145,400円 | 164,975円 |
| 3月 | 132,179円 | 222,947円 |
| 4月 | 126,740円 | 238,098円 |
| 5月 | 122,420円 | 226,696円 |
| 6月 | 114,027円 | 227,368円 |
| 7月 | 126,740円 | 227,366円 |
| 8月 | 151,760円 | 247,590円 |
| 9月 | 169,240円 | 228,335円 |
| 10月 | 87,790円 | 185,035円 |
| 11月 | 87,210円 | 192,366円 |
| 12月 | 113,970円 | 162,443円 |
この数字では、10月と11月が乗り継ぎ便でいちばん安く、夏休みの8月と9月が高くなっています。直行便は乗り継ぎ便より数万円から10万円ほど高くなりますが、移動の負担は大きく減ります。日程を動かせる方は、まず出発月を比べてみるのがいちばんの節約になります。
ホテル:クラスによって1泊の料金が大きく違う
パリのホテル代は、1室1泊あたり2つ星クラスで約114ユーロ(約2万円)、3つ星クラスで約239ユーロ(約4万3千円)、4つ星クラスで約306ユーロ(約5万5千円)、5つ星クラスでは約882ユーロ(約16万円)が目安です。3つ星の数字はパリのホテルの2025年の平均客室単価、ほかは旅行者の平均的な宿泊費をもとにしています。2人で1室に泊まれば、1人あたりはこの半分です。
パリのホテルは日本に比べて部屋が小さいことが多く、同じ料金でも立地によって過ごしやすさが変わります。観光地へのアクセスや治安も考えて選びたい方は、ホテルの記事やパリの治安マップもあわせて参考にしてください。
食事:1日あたり約5千円から3万円台まで
旅行者の1日あたりの平均的な食費は、パン屋やカフェの軽食中心なら約28ユーロ(約5千円)、ビストロで食事をする標準的なスタイルなら約72ユーロ(約1万3千円)、レストランでの食事を楽しむなら約188ユーロ(約3万4千円)が目安です。
昼はランチの定食(フォルミュール)、夜はビストロというように組み合わせると、満足度を下げずに食費を抑えられます。フランスではチップは義務ではありません。渡す場合の目安はパリのチップの記事で紹介しています。
交通費:空港から市内と、滞在中の移動
シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内の移動は、電車なら空港チケットが1人14ユーロです。タクシーは定額料金で、セーヌ川の右岸まで56ユーロ、左岸まで65ユーロ(1台あたり)と決まっているので、2人以上ならタクシーも選択肢になります。
市内のメトロやRERは、1回券が2.55ユーロです。5日以上滞在して毎日何度も乗るなら、月曜から日曜まで乗り放題になるナヴィゴ週間パス(32.40ユーロ、別途カード代5ユーロ)が便利です。路線の使い方はRERの記事やパリの地下鉄の記事で詳しく解説しています。
観光費:美術館はパスを使うかどうかで変わる
ルーヴル美術館は、2026年1月14日からEU圏外に住む人の入場料が32ユーロになりました。日本から旅行する場合はこの料金です。オルセー美術館や凱旋門など、たくさんの施設を回る予定なら、パリ・ミュージアム・パス(2日券85ユーロ、4日券105ユーロ、6日券125ユーロ)を使うと、入場料の合計を抑えられることがあります。
パスで入れる施設や、元が取れるかどうかの考え方はパリ・ミュージアム・パスの記事にまとめています。ルーヴル美術館はパスがあっても日時の予約が必要なので、ルーヴル美術館の予約方法も確認しておきましょう。セーヌ川クルーズのような体験は1時間15〜17ユーロほどで楽しめます(セーヌ川クルーズの比較)。
通信費:eSIMなら数千円
スマートフォンの通信は、フランスで使える7日間データ無制限のeSIMが約20.50ユーロ(約3,700円)からあります。地図アプリや翻訳アプリを使うことが多い旅なので、到着した時からつながる状態にしておくと安心です。
費用を抑えるためのポイント
いちばん効果が大きいのは、航空券の安い時期を選ぶことです。上の表では、10月や11月と8月や9月とで、乗り継ぎ便の最安値に6万〜8万円ほどの差があります。次に、ホテルのクラスを1つ下げるか、2人で1室を使うことで、宿泊費は大きく変わります。
食事は昼にしっかり食べて夜を軽くする、美術館は無料で入れる日やパスを上手に使う、といった工夫も積み重なると差が出ます。ただ、せっかくのパリなので、どこにお金をかけてどこを抑えるかを先に決めておくと、満足度の高い旅になります。
この予算に含まれていないもの
この記事の目安には、海外旅行保険、買い物やお土産、追加の手荷物料金、日帰りツアーなどは含まれていません。為替レートが変わると円での金額も変わるため、出発前にもう一度計算しておくと安心です。
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パリの観光チケットとツアーを比較する美術館のチケットやセーヌ川クルーズ、日帰りツアーの料金を日本語で比べられます。予算に合わせて、必要なものだけ事前に予約しておくと当日の予定が立てやすくなります。
出典(2026年9月確認):トラベルコ 月別最安値、Budget Your Trip「Paris」、In Extenso TCH(HR-Infos)、イル=ド=フランス・モビリテ 2026年運賃、RATP 空港チケット、フランス政府 タクシー定額料金、ルーヴル美術館、パリ・ミュージアム・パス、Airalo、欧州中央銀行 参照レート
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