パリマレ地区の国立ピカソ美術館|完全ガイド 【2025年】

評価 :5/5。

ピカソ美術館:天才芸術家の世界への旅

パリに滞在中で芸術が好きなら、「ピカソ美術館」は必見のスポットです。マレ地区に位置するこの特別な美術館では、スペインの巨匠ピカソの世界にどっぷりと浸ることができます。歴史、芸術、そして現代性が交錯する空間で、その宝物をぜひ体験してください。

では、ピカソ美術館の話を詳しくしましょう!🙆‍♀️

パリ ピカソ美術館の歴史的な背景:サレ館 📚

作品を鑑賞する前に、まずはその建物自体に注目してみましょう。「ピカソ美術館」は、17世紀末に建てられた豪華な邸宅「サレ館」にあります。

1985年からこの名誉あるコレクションを収蔵しており、大規模な改修を経て、現在では明るくモダンな空間が訪れる人々を迎え入れます。

建築そのものを見るだけでも訪れる価値があります。

ピカソとは誰か?その人生と芸術の軌跡 🤔

幼少期と芸術の始まり

ピカソは1881年10月25日、スペインのマラガで生まれました。父親は画家で美術教師だったため、ピカソは幼い頃から絵に触れる環境にありました。その才能は早くから開花し、8歳のときにはすでに完成度の高い油絵を制作していました。

10代でバルセロナやマドリードの美術学校に進学したピカソは、古典的な技法を習得するとともに、前衛的な表現への興味を深めていきます。彼の芸術は、伝統に縛られることなく、絶えず新しいスタイルを模索する姿勢によって形作られていきました。

青の時代と薔薇の時代

ピカソのキャリアは、いくつかの重要な時代に分けることができます。その中でも「青の時代」(1901年~1904年)と「薔薇の時代」(1904年~1906年)は、彼の初期の作風を特徴づけています。

青の時代

この時期、ピカソは貧困や孤独、死といったテーマを青い色調で表現しました。この頃の作品は暗く感情的で、彼の内面的な葛藤が投影されています。代表作には《貧しい人々の食事》や《青い自画像》があります。

薔薇の時代

その後、ピカソの作風は明るくなりました。ピンクやオレンジなど暖色系が多く使われるようになりました。この時期にはサーカスや芸人を題材にした作品が多く描かれ、詩的で温かみのある雰囲気が特徴です。

キュビスムの誕生

1907年、ピカソは美術史を揺るがす革新的な作品《アヴィニョンの娘たち》を発表しました。この作品は、従来の遠近法や写実主義を大胆に破壊し、キュビスムという新しい芸術運動を生み出しました。

キュビスムは、物体を幾何学的な形に分解し、異なる視点から同時に描く手法です

ピカソ美術館の世界有数のピカソコレクション 🏞️

5,000点を超えるピカソの作品

パリマレ地区の立ピカソ美術館

美術館には、絵画、彫刻、素描、セラミック、版画など、5,000点を超えるピカソの作品が収蔵されています。

これは世界でも最大級のピカソコレクションの一つであり、青の時代、バラの時代、キュビスムなど、ピカソの様々な時代を網羅しています。

生きた美術館

ピカソ美術館のリニューアル

2014年のリニューアル以降、「ピカソ美術館」は新たな魅力を発揮しています。ただの展示空間ではなく、常に変化し続ける生きた美術館です。大胆な企画展や多様なイベントを通じて、ピカソの作品を新しい視点から楽しむことができます。訪れるたびに新たな発見があり、何度でも足を運びたくなる魅力があります。

没入型の鑑賞体験

美術館内では、作品が年代順に展示されており、ピカソの芸術的な成長をたどることができます。

また、特別展も定期的に開催され、常設展をさらに豊かにしています。

各展示室は、ピカソの創造性を深く掘り下げるためのインスピレーションあふれる空間となっています。

芸術に触発される場所

マレ地区に位置するピカソ美術館は、単に作品を展示する場所にとどまりません。静かで明るい展示室は、鑑賞者にじっくりと作品と向き合う時間を提供します。

また、ワークショップや講演会なども開催されており、ピカソの作品をより深く理解するための機会が提供されています。

開館時間と料金:便利で手頃 ⌚

開館時間と料金の実用な情報

月曜日を除き年間を通じて9時30分から18時まで開館しています。うれしいことに、毎月第一日曜日は入場無料です!通常の入館料は16ユーロで、一部の対象者には割引料金(12ユーロ)も用意されています。18歳未満、求職中の方、障がい者(およびその付き添い)は無料で入館できます。

また、パリミュージアムパスにも含まれているため、他の文化施設と一緒に楽しむのに最適です。

なぜピカソ美術館を訪れるべきか? 👀

ピカソの多様な作品を鑑賞する

初期作品から晩年の作品まで、ピカソの芸術の全貌を把握できます。

ピカソの芸術的な成長をたどる

年代順の展示により、ピカソのスタイルの変化を辿ることができます。


現代美術の世界に触れる

ピカソは現代美術に多大な影響を与えた芸術家の一人です。

歴史的な建造物を訪れる

サレ館は、パリの歴史を感じられる美しい建物です。

ゆっくりと楽しむ訪問を ⏳

「ピカソ美術館」は単なる美術館ではなく、一つの体験そのものです。各部屋をじっくりと探索し、スケッチや鮮やかな色彩の絵画に足を止めてみてください。5ユーロで利用できる音声ガイドが使えます。アーティストの世界にさらに深く没入できます。訪問の最後には、魅力的なマレ地区を散策するのもおすすめです。

私の経験について 🧳

ここで告白します。私は5年間、ピカソ美術館から100mのところに住んでいました。でも、その間、美術館はずっと改装中で、行くことができませんでした。

最近ようやく訪れることができました。マレ地区を散策している時、何か楽しいことを探しているなら、ピカソ美術館はぴったりの場所です。

ピカソ美術館の予約 📆

ピカソ美術館は、世界中から多くの人が訪れる人気の美術館です。そのため、特に週末や祝日は非常に混雑し、入場に時間がかかることがあります。それでネット予約をオススメします。

ピカソ美術館の周辺 📍

徒歩で行ける場所 🚶

ℹ️ ピカソ美術館 (Musée Picasso)

住所: 5 Rue de Thorigny, 75003 Paris, France
公式サイト: Musée Picasso Paris
最寄駅: Métro : Saint-Paul

ピカソ美術館の地図 🗺️

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