カヌレ: フランスのボルドー地方伝統の菓子
フランスの伝統菓子「カヌレ(Canelé)」は、外はカリッと香ばしく、中はしっとりと柔らかい食感が魅力の小さな焼き菓子です。
ボルドー地方が発祥のカヌレですが、今ではパリでも大人気のお菓子として定着しています。
カヌレとは
カヌレは、17世紀にフランスのボルドー地方で生まれた伝統菓子です。 フランス語で「Canelé」または 「Cannelé de Bordeaux」と呼ばれます。
蜜蝋(みつろう)を使用して焼き上げることで、カリカリの外皮としっとりとした内側が特徴の独特な食感を生み出します。
- 形状:小さな円筒形で、表面には波型の模様がついている
- 味:バニラとラム酒の香りが効いている
- サイズ:一口サイズのミニカヌレから標準サイズまでさまざま
カフェタイムのお供や、お土産としても非常に人気があります。
カヌレが買えるお店5選
Le Moulin de la Vierge(ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ)
パリで長い歴史を誇る老舗ブーランジェリー。
美味しいカヌレはもちろん、クロワッサンやパン・オ・ショコラも絶品です。
- 住所:64 Rue Saint-Dominique, 75007 Paris
- 最寄り駅:メトロ8号線「ラ・トゥール・モブール駅」
- 営業時間:7:00~20:00(店舗により異なる)
Canelés Baillardran(カヌレ・バイヤルドラン)
ボルドー発祥のCanelé専門店。パリにも店舗を構え、伝統の味を楽しめます。
バニラやラムの香りがしっかりと感じられる絶品Caneléが特徴です。
- 住所:34 Rue des Rosiers, 75004 Paris(マレ地区)
- 最寄り駅:メトロ1号線「サン・ポール駅」
- 営業時間:10:00~19:00
- ポイント:本場ボルドー仕込みのカヌレを味わえる
Ladurée(ラデュレ)
マカロンで有名なラデュレですが、実はカヌレも隠れた人気商品です。
美しい店内でカヌレをテイクアウトするだけでなく、ティータイムも楽しめます。
- 住所:75 Avenue des Champs-Élysées, 75008 Paris
- 最寄り駅:メトロ1号線「ジョルジュ・サンク駅」
- 営業時間:8:00~20:00
La Pâtisserie des Rêves(ラ・パティスリー・デ・レーヴ)
フランス菓子界の巨匠が手掛けるお菓子屋さん。
こちらのカヌレは伝統的でありながらも、上品な味わいが特徴です。
- 住所:93 Rue du Bac, 75007 Paris
- 最寄り駅:メトロ12号線「リュ・ドゥ・バック駅」
- 営業時間:10:00~19:00
Pierre Hermé(ピエール・エルメ)
高級パティスリーとして有名なピエール・エルメでは、独自のアレンジが加えられたCaneléが楽しめます。上品なラムの香りが特徴です。
営業時間:10:00~19:00
住所:72 Rue Bonaparte, 75006 Paris
最寄り駅:メトロ4号線「サン・シュルピス駅」
カヌレの作り方
生地作りと寝かせについて
カヌレ作りは、手間ひまがかかります。まず、生地作りは、焼き上げる前日の作業が重要です。
焼成時間と焼き加減について
焼成時間は、オーブンの種類や型によっても異なりますが、目安としては200℃で約1時間です。
冷まし方と保存方法について
そして、焼きあがったカヌレは、完全に冷めてからいただけます。常温で4~5日保存できます。
では、カヌレのレシピはこちらでご覧ください!
カヌレの食べるタイミングと保存方法
カヌレのベストな食べ方
- コーヒーや紅茶と一緒に:カフェタイムのお供に最適
- 軽く温める:トースターで数分温めると外はさらにカリッと仕上がる
- デザートとして:アイスクリームやフルーツと一緒に楽しむ
保存方法
カヌレは焼き立てが一番美味しいですが、保存する場合は以下のポイントに注意しましょう:
冷凍保存:長期保存する場合は冷凍し、食べる前に軽く温める
常温保存:当日中に食べるなら常温保存
お土産にもおすすめ
Caneléは見た目も可愛らしく、パリのお土産としても人気です。持ち運びしやすく、日持ちするものも多いため、日本へのお土産にもぴったりです。
カヌレについてのまとめ
パリには、美味しいCaneléが楽しめるお店がたくさんあります。ボルドー発祥の伝統菓子カヌレは、シンプルながらも奥深い味わいが魅力です。ぜひパリを訪れた際には、カフェで一息つきながら、カヌレの美味しさを堪能してみてください。